高山帯の水分

今、研究室でAlpine plant life - Functional Plant Ecology of High Mountain Ecosystems (Christian Körner, Springer, Heidelberg, ISBN 3-540-00347-9)を輪読している。その9章に高山帯の水分環境に関する章があるのだけど、著者は高山植物は、極端な環境(岩の上など)を除いて、水(乾燥)ストレスを受けていないと述べている。高山帯は蒸発散量が少ないこと、高山植物の根茎が発達していること、乾燥が激しいのは表層だけなことが理由だ。
そうなのかなあ。乾燥ストレスって高山に普通にあると思っていたけど。今のチベットの研究サイトで乾燥ストレスがないことを確かめてみたいなあ。

早くフィールドに出たい。高山で下界の雑念から逃れて調査に没頭したい。