2012-01-01から1年間の記事一覧

写真の比較3

木曽駒ヶ岳で2008年より調査を始めて4年。わずか4年なのだけど、調査区のいくつかは植被率が随分増加した。 低温で特徴づけられる高山帯では、植生変化あるいはバイオマスの増加はごくわずかだと思っていたので、数年で目に見える変化があることに少々驚いた…

日本の山小屋

夏休みは相棒のフランスの友人が日本の山をトレッキングしたいとやってきて、共に新穂高へ。あいにくの天気の中、ひたすら急登する笠新道を経て、笠ヶ岳山荘に泊まった。彼女は日本の立派な山小屋に驚きつつ、長い行程に疲れもみせず写真を撮りまくっていた…

木曽駒ヶ岳

NPO法人山の自然学クラブで行っている毎年恒例の木曽駒ヶ岳植生モニタリングに行ってきた。 今年は国立環境研究所や筑波大学、信州大学の方々と一緒に調査をする機会を持てて新鮮だった。信州大グループは重たい精密測量機器を持ってきて、調査地周辺を測量…

写真の比較

山の湿原に行って38年前と同じ写真を撮ってみた。木道が出来たことで、登山道の緑が見事に回復していることが分かる。そしてオオシラビソが成長し、低木地帯が少し広がっている。遷移が少しづつ進んでいるのだろう。自然の遷移なのか、温暖化による乾燥化が…

山岳写真データベース

日本山岳会の自然保護委員会との連携で過去に撮影された山岳写真のデータベースが出来た。 http://www.mountain-photo.org/このDBは過去に撮影されたアナログ写真をアーカイブすることが目的だ。昔から山々を眺めてきた人達の記録を残しておきたいと思い始め…

日食

葉と葉の小さな隙間は一つ一つの小さな穴になって 木漏れ日がたくさんの日食の影を作っていた。