2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

畏れ慄いて アメリー ノートン (著), 藤田 真利子 (翻訳) 外国人が日本をどうとらえているか知りたくて読んでみた本。 1967年に神戸で生まれたベルギー人女性、アメリー・ノ−トンの自伝的小説。彼女が22歳で入社した商事会社で受けた迫害がもとになっている…

仕事は5年でやめなさい 松田公太 サンマーク出版この題名は自分にとってかなりタイムリーだった。というのもちまたでは、ポスドク(非常勤職員)は5年で雇い止め(つまり5年以降更新はしない)という制度が急速に広がっているからだ。1月23日に京都大学の例…

偶然のチカラ 植島 啓司 (著) 、集英社新書自分がたまたま選択した判断が良かったのか悪かったのかは確かめようがない。他の選択肢を取った場合どうなったかなんて知りようが無いのだから。偶然の出来事だと思っても、「自分の身に起こったことはすべて必然…

記念講演

うちにはテレビが無い。遅ればせながらノーベル賞受賞者の記念講演をノーベル財団のホームページで拝聴した。噂には聞いていたけど、益川教授が日本語で講演したことに驚いた。体裁をつくろうことせず、日本語の原稿を読む姿がとても新鮮だった。この益川教…

人体常在菌のはなし―美人は菌でつくられる 青木 皐 (著) 、集英社新書お正月に実家で、妹が「もやしもん」という漫画を読みふけっていた。菌を見る能力をもつ主人公が「某農業大学」でくりなす学園ドラマである。一般人には見えないので気にとめないことが多…