2009-01-01から1年間の記事一覧

モロッコ2

Amizmizで泊まった宿は、まるで乾燥地域の中に現れたオアシスだった。広い敷地の中で、様々な果物や野菜が栽培されている.羊や牛、鶏や七面鳥、ウサギも飼っており、自給自足に近い経営をしている。ここでは、農園の幸を存分に使った料理を出してくれる。農…

モロッコ

年末はモロッコで過ごした.滞在中はアフリカの山が見たくてアトラス山脈の麓の街OuirganeとAmizmizに足をのばした.赤茶けた大地に樹木が点在する様子は、乾燥地域に来たことを実感させるものだった.雪を被ったアトラス山脈が乾燥した景観と対照的だった.…

ホットワイン

クリスマスシーズンにヨーロッパで広く飲まれているのがホットワイン。スウェーデンではGroggと呼ばれている。シナモン、クローブ、カルダモン、砂糖などが入っており、温めると良い香りがたちこめる。そこにレーズンとアーモンドを入れて飲む。 ワインの本…

寒かった…

ストックホルムのメイン空港はアーランダだが、他にスカブスタという小さな空港がある。格安航空会社が利用する空港だ。ストックホルム中央駅からバスが出ている。私はパリに行くのに、夜10時にストックホルムに着き、翌日朝3時45発のスカブスタ行きのバスに…

格安航空会社の効率化

ヨーロッパ内には格安航空会社がいくつかある。今回パリへ行くのにRyan airを利用した。ストックホルムからパリ間の往復チケットがTax込で14000円程度(日程や便によってはもっと安い)。フランスの大手航空会社エールフランスの1/4−1/3の値段だ。ただしRyan…

受賞講演

先週はストックホルムでノーベル賞受賞者のセレモニーがあった。ということで、今日は化学賞を受賞したAda E. Yonathがウメオ大学にやって来た。受賞者の講演を生で聞くチャンスがあるとは、これこそスウェーデンにいるメリットかも。分野外の話を英語で聞い…

サフラン

ルシア祭に食べるサフランブレッド(ルッセカット)の作り方を教えてもらった。サフランはイランから輸入されている。イランの情勢悪化のためサフランの価格が高騰している。ただでさえ最も高価なスパイスなのに。1袋0.5gという微量で430円もする。万引き防…

ルシア祭2

今日は教会でルシア祭のイベント。聖女ルシアの扮装をした少女達が歌を歌う。ルシアは光の聖人ということで、キャンドルをつけた冠をかぶる。シンプルなイベントだけど、心にしみわたる歌ばかりで心穏やかになった。 ルシア祭はイタリアに起源し、北欧に広ま…

ルシア祭

こちらは12月になり、すっかりクリスマスムードになった。デパートメントのコーヒールームにはキャンドルライトとツリーが飾られた。 今日はこのコーヒールームでルシア祭と呼ばれる冬至のイベント(本当のルシア祭は旧暦の冬至である12月13日)。クリスマス…

授業料

現在、スウェーデンの大学の授業料は無料だ。しかし、2011よりEU/EES以外の国から来た生徒から授業料を取る計画だ。授業料が国民の高い税金からまかなわれていることを思うと、外国人から授業料を取るのは仕方ないのかもしれない。 授業料はそれぞれの大学が…

予防接種

新型インフルエンザの予防接種を受けた。こちらはみんな無料だ。そして大学側が接種の日を設けてくれた。ホントは受けるつもりは無かったが、医療機関を見る機会だと思って受けにいった(といっても、大学のヘルスセンターだったので、ごく普通のオフィスだ…

論文輪読会

今日の論文輪読会で紹介された論文は Lindell Bromham (2009) Does nothing in evolution make sense except in the light of population genetics? Biol Philos 24:387–403Michael Lynchによる著書、Origins of Genome Architectureのレビューになっている…

デパートメントセレモニー

16-17日は私の所属している複合デパートメントのセレモニー。 活躍している方々によるレクチャー、導入した最先端設備の紹介、ポスターセッションなどがあった。ポスターセッションではベストポスターには賞金3000Kr(約4万円)が送られた(デパートメントご…

言語のセンス

論文ライティングの授業に出た。希望者が多い授業なので2クラスに分けたと聞いていたが、生徒数は10人。先生とディスカッションしやすいよう、少人数にとどめているのだろう。 分かりやすくシンプルな文章の書き方、前後の文章の繋げ方、表現のオプションな…

ハローウィン

今日はハローウィンパーティー。 起原はイギリスとアイルランド地方にあり、2000年以上も前にさかのぼる。11月1日は夏の終わりを見送り、冬を迎えるための日だったという。こちらの冬は厳しく、死と強く結びついていた。前日の10月31日は死者の魂が現世とあ…

新教授セレモニー

今日は新教授、何らかの表彰を受けた人、飛び級でドクターを取得した人を祝うセレモニー。大学長の挨拶に始まり、各人に冠と表彰状が配られる。配るさいにはラテン語が使われ、伝統にのっとった行事だそうだ(スウェーデン語とラテン語の区別がつかない私に…

アホウドリのヒナの死

大学の同僚が教えてくれたウェブサイトに衝撃を受けたので、ここにも記しておこう。 http://chrisjordan.com:80/current_set2.php?id=11 北太平洋のミッドウェー環礁で撮られたアホウドリのヒナの写真だ。親が人間のゴミを餌と間違えてヒナに与えてしまうそ…

走行車線

週末はレンタカーでドライブへ。初めて左ハンドルの車で右側走行をした(その上マニュアル)。慣れるまではかなり緊張を強いられそう。なぜ走行車線は世界共通じゃないんだろう・・・ でも国によって走行車線が違うことくらい許容しなければ。スウェーデンは…

世界一臭い食品

スウェーデンで最も食べてみたかった伝統的食品を食べた。世界一臭いと言われているシュールストレミング。産卵期のニシンを塩漬けし、缶詰の中で発酵させたものだ。 悪臭が漂うので屋内で開けてはいけない。本来、夏に屋外で食べるものだ。でも食べそびれて…

シナモンロールの日

10月4日はシナモンロールの日(kanelbullens dag)。1999年に導入された比較的新しい国民の日だが、シナモンロールはスウェーデンの伝統的菓子だそうだ。ということで金曜は大学のコーヒータイムにシナモンロール(kanelbulle)が出た。

ウメオ大学の教育

ウメオ大学の学生数が31000人を超えたと書いたが、その2-3割はdistance educationを受けおり、ウメオには住んでいないそうだ。それはインターネット上で教育を受けるシステムだ。400以上ものdistanceプログラムがあるとのこと。いずれにせよ、これだけの生徒…

生徒数

こちらは9月が新学期だ。ウメオ大学では登録学生数が31000人を超えたそうだ。HPのトップで報告するほどのことなのかと思って調べてみると、東京大学の学生数は30000人(2008年年5月)に満たない。スウェーデンの人口が930万(2009年7月)と日本の7%程度であ…

ムーミン

日本の誇れる文化の一つはアニメ・漫画だろう。たいてい誰でも知っている。宮崎アニメの功績が大きいが、北欧で日本アニメが有名な理由がもう1つある。それはムーミンだ。ムーミンの著者はスウェーデン人とフィンランド人の間に産まれ、物語は北欧が舞台とな…

住みやすい国

アメリカの雑誌リーダーズダイジェストが調査した「環境的に最も住みやすい国(Living Green: Ranking the best coutries)」によると、国別部門で1位に選ばれたのは、北欧のフィンランド゙。2位はアイスランド、3位はノルウェー、4位はスウェーデン。ちなみに日本…

領域ミーティング

日本に3週間ほど一時帰国していた。といっても夏休みではなく、日本でやり残していた仕事を片付けるため。実家に帰る時間も無い慌しさだったが、懸念材料が片付き、心穏やかになった。時差ボケから覚めやらない状態で、今日は領域セミナー&ミーティング。ポ…

ブルーベリー

こちらは周辺の雑草がブルーベリーやコケモモだ。今ちょうどブルーベリーが稔る季節で、8月下旬にはコケモモも稔る。ということで最近はブルーベリー採集にいそしんでいる。しかし寮の隣人の熱心さには敬服する。何時間もかけて何キロものブルーベリーをつん…

水ランキング

こちらの山では、いたるところにある渓流の水を直接飲むことができる。水は重いので、余分に持って歩かなくて済むのは大変ありがたい。また、私の町の水道水もとても美味しい。さらにスウェーデンは国の電力の約半分を水力から得ている。まさに水資源に恵ま…

スウェーデン最高峰

スウェーデン最高峰Kebnekaise(ケブネカイセ)に登った.最高峰といっても2111m(私の購入した地図の値).大部分があまり面白みのない瓦礫の中の道だ.だが最後に北国らしいお楽しみがあった.頂上は氷河だった.最後の100mほどは雪の中を登ることになる.…

山小屋

スウェーデンのメジャーなトレッキングコースには10-20kmおきに STF (Swedisch Tourist Association)が管理する山小屋がある。宿泊料は260 Kr (1Kr = 12.3円)で、非会員はプラス100Kr。1年間有効の会員カードが295Krだ。 小屋にはベット、ガス、食器、鍋が…

食文化

ラオスの人達が、沢山魚が釣れたからと魚料理をご馳走してくれた。そこで、私は家族が送ってくれたお餅を出した。ラオスでも餅米があるので皆さん喜んで食べてくれた。しかし先日スウェーデン人にお餅を出したら「ガムみたい」と言われた。どうも西洋人の受…