キゴシハナアブ

訪花昆虫の調査で大量に出あったキゴシハナアブ。複眼に粉を散らしたような模様がある。てっきり花粉がついているのかと思っていたら、本当の模様だった。

ドローン

私が学生時代に通った浅間山。そこで初めてドローンの撮影を見せてもらった。 火口を撮影した動画が以下のサイトにある。圧巻! https://www.youtube.com/watch?v=Yy6c-CKynrA近づけない場所に生育する植物の分布調査にも是非1台ほしい。

キイジョウロウホトトギス

大学のセミナーでご縁が出来た方からお誘いをうけ、紀伊半島へ。目的はキイジョウロウホトトギス。開花期は2週間ほどと短いそうだが、ちょうど見ごろで、その華やかさと上品さに魅せられた。 水が滴る壁面に釣り下がるように生育する。訪問した地域は昔なが…

オニバスの種子

オニバスの種子を初めて見せてもらった。果実が裂開するとゼリー状の膜(仮種皮)に包まれた種子が散布される。仮種皮は浮き袋のような役割をしていて、種子は水面にプカプカ浮いている。水面を漂ったあと、この仮種皮は半日から数日で取れ、種子が沈むとい…

サクユリ

大島の三原山に見られるサクユリ。溶岩流跡地の遷移途中の場所に生育する。 やせた土地に華やかな大きな花を咲かせているのでよく目立つ。伊豆諸島に自生する伊豆諸島固有種であり、ヤマユリの変種である。草丈、花径とも世界最大のユリとされているが、この…

ササの衰退

秩父演習林の方と一緒にササの遺伝解析をすることになったので、秩父にサンプリングしに行った。秩父の山はニホンジカの採食圧によって林床植生が衰退している。それに加え、スズタケの一斉開花後の枯死が続いている。一面のスズタケの枯死状況を見たときは…

ユキワリソウ

毎年恒例となってきた浅間山のユキワリソウ観察会。いつも梅雨時で天気を心配するのだけど、今年は暑くもなく寒くもなく快適だった。

クララ

新しい調査対象種。新しい種は新しい発見があって楽しい。 かわいい…

4月より東邦大学理学部生物学科に講師として着任しました。 研究環境の整備は一からのスタートですが、ようやく退職までの自分の研究のビジョンを立てられる立場となれました。研究室の運営は自分の采配に任されているので、これからがとても楽しみです。地…

西駒演習林

中部山岳地域大学間連携事業の一環で、信州大学の西駒演習林で調査。 台風一過の澄み切った空気の中、山々がいつもより清々しく見えた。 山の上はすでに秋の気配で夜はダウンを着込んでの就寝。これから駆け足で秋が訪れ長い冬を迎えるのだろう。

南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク

南アルプス高山植物保護ボランティアネットワークの活動に参加した。 この団体は、静岡県と南アルプスで活動するボランティア団体および山岳団体等からなり、協働して高山植物の保護対策を実施している。この週末の活動は、近年高山帯に進出したシカの食害を…

食用ホオズキ

最近食用ホオズキに興味を持ち、日本で栽培しているバディアス農園に立ち寄った。そこでは南米原産のシマホウズキ(Physalis peruviana)が栽培されている。これが強い甘味の中に程よい酸味がマッチして私好みの味だった。日本でホウズキというと観賞用のイ…

木曽駒ヶ岳

毎年恒例の木曽駒ヶ岳での植生調査。 毎年いくつかの調査区では、ハイマツやダケカンバの実生や稚樹が見られる。それらの一部は定着し、一部は枯れていく。中には随分大きくなった稚樹もある。 以下は2009年と2013年の写真

岳人

過去の山岳写真は,昔の山の自然を物語る大切な記録です.「写真が語る山の自然」をキャッチフレーズに、日本山岳会自然保護委員会では過去の写真を収集しています. この山岳写真の収集について山岳雑誌「岳人」とのコラボレーションが実現しました.2013年…

写真の比較3

木曽駒ヶ岳で2008年より調査を始めて4年。わずか4年なのだけど、調査区のいくつかは植被率が随分増加した。 低温で特徴づけられる高山帯では、植生変化あるいはバイオマスの増加はごくわずかだと思っていたので、数年で目に見える変化があることに少々驚いた…

日本の山小屋

夏休みは相棒のフランスの友人が日本の山をトレッキングしたいとやってきて、共に新穂高へ。あいにくの天気の中、ひたすら急登する笠新道を経て、笠ヶ岳山荘に泊まった。彼女は日本の立派な山小屋に驚きつつ、長い行程に疲れもみせず写真を撮りまくっていた…

木曽駒ヶ岳

NPO法人山の自然学クラブで行っている毎年恒例の木曽駒ヶ岳植生モニタリングに行ってきた。 今年は国立環境研究所や筑波大学、信州大学の方々と一緒に調査をする機会を持てて新鮮だった。信州大グループは重たい精密測量機器を持ってきて、調査地周辺を測量…

写真の比較

山の湿原に行って38年前と同じ写真を撮ってみた。木道が出来たことで、登山道の緑が見事に回復していることが分かる。そしてオオシラビソが成長し、低木地帯が少し広がっている。遷移が少しづつ進んでいるのだろう。自然の遷移なのか、温暖化による乾燥化が…

山岳写真データベース

日本山岳会の自然保護委員会との連携で過去に撮影された山岳写真のデータベースが出来た。 http://www.mountain-photo.org/このDBは過去に撮影されたアナログ写真をアーカイブすることが目的だ。昔から山々を眺めてきた人達の記録を残しておきたいと思い始め…

日食

葉と葉の小さな隙間は一つ一つの小さな穴になって 木漏れ日がたくさんの日食の影を作っていた。

涸沢

3連休は夜行で中房温泉に入り、西岳、槍ヶ岳、南岳、北穂高岳、涸沢を通り、上高地へ抜けた。 初日の西岳のテント場では静かな初冬の山並みを満喫した。が、夜は当然のごとく零下で寒くて熟睡できなかった。 翌日は北穂高岳のテントサイト(3000m)を予定し…

 山岳写真

田淵行男 新編 山の季節 (小学館文庫)最近買った山岳写真家の田淵行男氏の写文集を眺めていて、急きょ思い立って登山した。目指したのは蓮華岳と針ノ木岳。 数日前に猛威をふるった台風も去り、爽やかな1日。 田淵氏は台風などの悪天候の山にも魅力を感じて…

サッカー選手著書

長谷部 誠 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣長友 佑都 日本男児澤 穂希 ほまれサッカー界で世界のトップとして戦っている3人の選手の著書を読んだ。共通して書かれているのは、苦難は自分を成長させるチャンスだということ。そして親のサポー…

雷鳥

お盆の間は立山を色々歩き回った。拠点となる室堂は公共の交通機関で来ることができるため、観光客で大混雑をしていた。しかし今回、4日間の滞在で7回も雷鳥を目にし、あまりの頻繁さに驚いた。多くの観光客で賑わう室堂は、開発が進み至るところに傷跡があ…

植生調査

毎年恒例の中央アルプスでの植生調査に行ってきた。調査地の地温データを見てみると昨年8月の猛暑、そして今年7月前半の猛暑がデータにも現れている。まだ4年分のデータなので、例外的な暑さなのかどうか確かなことは言えないけれど。 しかし帰宅すると熱帯…

チベット高原

3年ぶりに昔の職場との共同研究でチベット高原に行ってきた。ここに来ると、高揚感ともどかしさを覚える。高揚感は広大な高山帯を前に、いくらでもやりたい研究があるため。一方で、外国人は色々規制があり、思い通りにいかないもどかしさを感じる。 そして…

調査地

学生時代の調査地だった浅間山で恒例のユキワリソウ観察会。 今回は、長野の山でユキワリソウを研究している他大学の学生さんも来てくれた。なかなかアグレッシブな子で色々な調査をしている。データがまとまるのが楽しみだ。 東京から調査地の長野の山まで…

パソコン故障

1月に購入したばかりのデスクトップパソコンが壊れた。突如ドライブを認識しなくなった。実はマザーボードに問題があるのでリコール対象製品だった。パソコンが無いと困るので、修理を延ばし延ばしにしていた。 仕方なく修理依頼。自動バックアップ機能があ…

節電効果

職場では各建物の消費電力がリアルタイムで見られるようになった。どこが節電に成功しているか一目瞭然だ。 図は私の所属する建物の節電対策の結果!消費電力は前年比ほぼ60%くらいで推移している。これはエアコン復活も夢ではない。

節電対策2

職場では6月から9月まで25%の節電に取り組む。使用するディープフリーザー、冷凍冷蔵庫は半分に減らす。照明は7時まで消灯(必要があれば手元灯で対応)、エアコンは共通機器室以外はoff。職場は遺伝子組換え実験が行われているため、閉鎖系で実験をする必要…