調査地

学生時代の調査地だった浅間山で恒例のユキワリソウ観察会。
今回は、長野の山でユキワリソウを研究している他大学の学生さんも来てくれた。なかなかアグレッシブな子で色々な調査をしている。データがまとまるのが楽しみだ。
東京から調査地の長野の山までの交通費を自分で払っているという。数十万かかる交通費をバイトで稼いでいるそうだ。自分でそれだけの金額を払ってでも、研究をやる意欲が培われていることに関心した。ただ実験系の子と、野外調査をする子の負担の差が大きいのが気の毒になってしまう。(実験室で使う試薬などは研究費で買うし)
振り返ると、やはり学生時代の5年間が一番研究に深く没頭できた。というか、1つの研究に専念できた。だんだん年を経るとともに、研究が浅く広くなったように感じる。研究も研究以外の仕事も増えたからだ。なので、やる気のある学生には経済的制限の無いよう研究に専念できる環境があると良いなと思う。まあ逆境だからそこハングリー精神が顔を出すという側面もあるかもしれないが。