2010-01-01から1年間の記事一覧

共同研究

遺伝子実験センターの平成23年度の共同利用・共同研究の公募が開まった。形質転換植物に関する研究の公募なので、多くの場合、生態学とは縁が薄いかもしれないが・・・。まあセンターの機器を利用したい場合には役立つかもしれない。(しかし今年新たに購入…

共同利用

全国大学等遺伝子研究支援施設連絡協議会の総会に参加した。 遺伝子組換え実験に関連する教育の充実や安全確保等に関する情報交換を目的として発足した協議会だ。もう1つの目的として「研究の推進に必要な機器の共同利用等の推進」を掲げている。実際に、共…

公開シンポ

本日は「遺伝子組換え作物の環境安全性評価における日米比較」というセンターの公開シンポジウムだった。私の発表は企業の組換え作物の管理責任プログラムと品質管理システム。今まで扱ったことのないトピックで準備に苦労したけれど、良い経験になった。 新…

メキシコ大使館

メキシコの農牧大臣が、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に参加するため来日している。ということで、メキシコ大使館でメキシコと日本の貿易関係の活性化を意図したセミナーが開かれた。そしてメキシカンポークやビーフのテイスティングも行われた。 メキシ…

西駒

信州大学演習林である西駒ステーションへ。最高標高が2,672mということで高山植生帯を含む。日本の高山植生帯はほとんどが国立公園・国定公園に含まれ、調査や実験をするには色々な許可申請がいる。そんな許可申請の労力に患わされず自由に研究できる高山植…

山岳会

日本山岳会の自然保護委員会に参加させてもらった。山岳会の平均年齢は67歳だそうだ。それだけ長年山を眺めてきた人がたくさんいるということだ。そんな皆さんの色々な経験をこれから少しずつ聞けたらなと思う。

駒ケ岳

北海道駒ケ岳の火山後の植生遷移の様子を見に行った。噴火前にはいなかった国内外来種が優先し、噴火前とは異なる植生が成立している。今後外来種が優先したままで安定するのだろうか、ダイナミックな変化が起こるのだろうか。

木曽駒

週末は所属しているクラブの仲間と木曽駒ケ岳で植生調査。山の上も猛暑で3000m近い高峰でも日中は暑いくらいだった。 泊まった山小屋の周辺にサルの群れが出没。最近、これまで見られなかった生物が高山帯に登ってくるようになり、捕食により植生が変化して…

「ひとりぼっちの海外調査」 水野一晴 文芸社もう絶版になった本だが、著者の集中講義を受ける機会があり幸運にも手に入れることが出来た。 著者は海外で得た驚きや喜びや辛さを率直に綴っており、また直接ご本人を知ったこともあり、親近感持って読むことが…

薬師岳・北ノ俣岳

かねてから一度行かなくてはと思っていた薬師岳・北ノ俣岳に行ってきた。稜線まで出ると、たおやかな山容が広がり一面が湿地草原になっている。 混んでいる山小屋を避けテント泊にしたものの、テント場も30-40のテントが張られていた。人気のある山域なので…

遺伝子組換え作物

遺伝子組換え作物(GMO)の視察でアメリカ合衆国に来た。アメリカはバイオテクノロジーを用いることが、従来の育種技術に比べて特別なリスクをもたらすものではないという判断で、既存の法制度によりGMOを規制している。そのため、規制は日本に比べるとはる…

観察会

今日は浅間山でユキワリソウの観察会。雨天中止の予定だったが、降り続いていた雨が朝7時でやみ、無事決行。自分が学生時代にやっていたことを一般の人達にお話できる機会を与えてくれた浅間山クラブそして小諸市の方々に大感謝。視界のきかないガスの中、ユ…

留学生数

5年ぶりに日本の大学に戻ったが、留学生が増えていて驚いた。学生数に占める留学生の割合は学部1.6%、修士過程15%、博士過程21%となっている。私の所属する研究科は特に留学生の割合が高く、博士過程の留学生割合は34%だ。国際化が進むのは良いことだと…

季節感

昨年は寒い所に住んでいたせいか、日本の季節感覚を忘れてしまったようだ。今年は暖かいと思いこんでいたけれど、浅間山に行って初めて今年は涼しい年だと自覚した。例年に比べてフェロノジーの進行が遅い。 人間(私)の感覚なんて頼りないものだ。住んでい…

放浪

久々に行った山で放浪している青年に会った。自分のやりたいことが何なのか分からず、仕事をやめ自分探しの旅に出たという。昨晩は公衆トイレに泊ったとか。 残雪多い初春の山の中で何か琴線に触れるものがあったようで、山小屋の管理人に置いてほしいとお願…

植物を利用したグリーンイノベーション

民主党かかげるグリーンイノベーションは、グリーンといいながら工学系の科学技術に着目しており、植物を活かす科学技術の影が薄い。そんな懸念から、植物を扱う学会が協力して植物科学研究をアピールする「植物を利用したグリーンイノベーションに向けての…

新しい職場

新しい職場で2週間が過ぎた。ポスドク時代は主に自分の研究・やりたいことに大部分の時間がさけた。しかしこれからはマネジメント業務が多くなりそうだ。しかし今のところ焦燥感はあるものの大きなストレスは無い。それは言葉の壁が無いからだ。もちろん言葉…

最終日

今日がウメオ滞在最後の日。 昨年の3月30日にウメオに来たので、ちょうど1年の滞在だった。 この1年は私にとって、忘れがたい年となった。 新しい経験を得る喜びにあふれた年だった。 日本の研究の在り方を違う角度から眺める視点も養えた。 一方で、言葉の…

フィヨルド

フィヨルドを見たくてノルウェーの海岸線の街Mo i Ranaに来た.フィヨルド観光には季節外れだが、何かツアーがあるだろうと期待して来たが甘かった.ツアリストインフォーメーションは土日閉館.街を観光しようにも日曜は全店閉館でゴーストタウンのようだ.…

寒波

今年、欧州各国では記録的な大雪・寒波に見舞われている。 私はかつて北海道にいたせいかあまり気にならない。むしろ記録的な冬を経験できて幸運だなあと思う。それに建物の暖房設備がしっかりしているので、日本でいたころより家も職場も快適だ。しかしさす…

菓子パン

今日はFettisdagen(Shrove Tuesday)。この日に生クリームとアーモンドクリーム(マンデルマッサ)をたっぷりはさんだ菓子パン(semlaと呼ばれている)を食べる習慣がある。もともとはレント(復活祭まで続く40日間の断食期間)の前日にカロリーの高いものを…

湖ハイキング

大学の近くにある湖でクロスカントリースキー。冬は水が凍り、ハイキング場と化す。 ちなみに夏はこんなんだった。 冬至のころ4時間ほどだった日照も今は8時間半。最近は日差しも強くなり、季節が進んでいることを実感する。思い返すと11、12、1月はどんより…

冬用トレイル

スウェーデンの山岳地図には夏&冬用のトレイル、冬用トレイル、夏用トレイルが載っている。夏だけでなく冬もトレッキングがメジャーなのだろう。どんなものか偵察に行ってみた。コースには目印の杭があり、視界がきく日なら道を誤る心配はなさそうだ(夏に歩…

クロスカントリースキー

だんだん日が長くなり、ウインタースポーツのベストシーズンがやってきた。ということで中古屋でクロスカントリースキーを買った。身近にダウンヒルスキーだけじゃなくクロスカントリースキー用のコースも沢山ある。コースにはナイト用に照明もついている。…

ドクターコース

ドクターコースのシステムは日本とずいぶん違う。 ・ 授業で60ポイントを取る必要がある(授業1つは1.5-5ポイント)。 ・ D論取得には4本の論文が求められる。 ・ 年限は4年。ただし学生の授業を担当すると4年半(授業の準備に時間が取られるため)。授業を…

ドクター生のフォローアップ2

相棒にドクター生のフォローアップグループの話をしたら、以下のお答え。 「9番目の質問(Are you pleased with your life as a PhD student?)は、話したいなら専門のカウンセラーを紹介したほうがいいと思う。as a PhD studentと書いてはいるけど要は生き…

ドクター生のフォローアップ

こちらでは日本のような助教、助教授、教授から成る研究室の単位は無い。研究者はそれぞれ独自に研究を進め、ドクターコースの生徒の指導をする。研究室は無いが、ドクター生の進捗状況をチェックするためのフォローアップグループが編成されている。指導教…

引退後に住みやすい国

海外での引退生活を実現するのに必要な情報を提供するサイトInternational Livingが、住みやすい国のランキングQuality of Life Indexを発表している。生活費、文化やレジャー、経済、自然環境、自由、衛生、インフラ、治安、気候の9項目のスコアをもとに格…