西駒

信州大学演習林である西駒ステーションへ。最高標高が2,672mということで高山植生帯を含む。日本の高山植生帯はほとんどが国立公園・国定公園に含まれ、調査や実験をするには色々な許可申請がいる。そんな許可申請の労力に患わされず自由に研究できる高山植生帯ということで、西駒は貴重な演習林だろう。

最近考えてしまうのは、日本の高山で研究をするメリット・デメリット。
地形が複雑でミクロスケールで環境条件が変わる。面積も限られ、急峻でアクセスも悪い。気象条件も厳しい。得られた結果の解釈も難しいだろうし、1つの山で得られた結果を他の山に適用するのも難しいだろう。

それでも日本の高山で研究する意義をきちんと確立しないと。