留学生数

5年ぶりに日本の大学に戻ったが、留学生が増えていて驚いた。学生数に占める留学生の割合は学部1.6%、修士過程15%、博士過程21%となっている。私の所属する研究科は特に留学生の割合が高く、博士過程の留学生割合は34%だ。

国際化が進むのは良いことだと思う。ただアジアの一部の国(中国)ばかりから来ている(650人!)のが気になる。またその他の留学生の多くは発展途上国から来ているので、国際交流が一方向的な感じがするのは否めない。

大学としては、博士課程の定員を満たすためにも留学生の受け入れが重要なようだ。博士過程に進む日本人学生が減っているからだ。修士課程から博士過程への進学率を上げることが重要課題のように話し合われているが、博士取得後の就職状況を考慮すると、安易に勧めることは出来ない。出生率が下がり学生数自体も減る一方なので、大学の統廃合が必要なのだろう。でも統廃合したとしても教職員の数は現在のままで維持してほしい。今の日本の大学は教職員がしなくてはならない業務が多すぎる。