放浪

久々に行った山で放浪している青年に会った。自分のやりたいことが何なのか分からず、仕事をやめ自分探しの旅に出たという。昨晩は公衆トイレに泊ったとか。
残雪多い初春の山の中で何か琴線に触れるものがあったようで、山小屋の管理人に置いてほしいとお願いしたそうだ(管理人はここが青年の留まる場所ではないと断ったが)。
一昔前の自分をふと思い出した。大学卒業後、民間会社に就職したものの、自分のやりたいこととは違うと葛藤していた時期がある。その青年も何か心に留まるものが見つかりますように。