ドクター生のフォローアップ

こちらでは日本のような助教、助教授、教授から成る研究室の単位は無い。研究者はそれぞれ独自に研究を進め、ドクターコースの生徒の指導をする。研究室は無いが、ドクター生の進捗状況をチェックするためのフォローアップグループが編成されている。指導教官の他、2人の研究者、他の1人のドクター生から成る。年に一度ミーティングを開き、決められた年限でドクターが取れるよう指導するそうだ。

ミーティングのガイドラインには、以下のことを話し合うように書かれている。いやーーー、私がドクターだったとき話したことないトピックばかりだ。9番目なんて人生の根源的トピックだ。いつか私が学生を持つ身分になったとき、学生と以下のことを話し合える指導者になりたいものだ。

(1) なぜあなたはドクター生なのですか？学位を取ったあとの計画は？
Why are you a PhD student? What are your plans after your thesis defence?
(2) あなたは研究に執着してますか？
Whether or not you have been sticking to your research and course plan (if not why)?
(3) 何単位とりましたか？問題はありますか？
How many course credits you have taken during the year and whether there have been any problems with this?
(4) 指導やサポートに満足してますか？
Are your supervision and support satisfactory?
(5) プロジェクトのお金は十分ですか？
Is there enough money for your projects?
(6) 翌年の予定は？
Discuss planning, field/laboratory work, analysis and writing/publishing for the next year(s).
(7) 学会などの参加予定と参加理由は？
Which courses and which conferences are you planning to attend and why?
(8) 翌年の研究計画における問題は？
Whether you foresee any problems to fulfil your study/research plan for the coming year(s)
(9) あなたの人生においてドクター生であることは喜びですか？
Are you pleased with your life as a PhD student?