ドクターコース

ドクターコースのシステムは日本とずいぶん違う。
・ 授業で60ポイントを取る必要がある(授業1つは1.5-5ポイント)。
D論取得には4本の論文が求められる。
・ 年限は4年。ただし学生の授業を担当すると4年半(授業の準備に時間が取られるため)。授業をするかどうかは、ドクターコースに入る時に選択する。授業のエフォト率は10%だそうだ。

ドクター生は給料をもらっているので延長は望ましくない。多くの人が決められた年限で卒業する(させられる?)ようだ。それにしても、4年で4本の論文はかなりキツイと思う。過去の学位論文を見ていると、4本アクセプトに至らなくても許容されている。また共著の論文でもOK。

そういえば、中国から来たドクター生に日本ではドクターの学位を取ると就職率が悪くなる話をしたら、「なぜ日本では、仕事が得にくくなるのにわざわざ学位を取るのだ?」と聞かれた。とりあえず「日本のドクター生は研究そのものに興味があるからだ。」と答えたものの・・・。