ウメオ大学の教育

ウメオ大学の学生数が31000人を超えたと書いたが、その2-3割はdistance educationを受けおり、ウメオには住んでいないそうだ。それはインターネット上で教育を受けるシステムだ。400以上ものdistanceプログラムがあるとのこと。

いずれにせよ、これだけの生徒の教育を担うのは相当労力がいるだろう。しかし、こちらの大学の研究者は日本と違って、生徒の教育に忙殺されることは無いようだ。というのも、ウメオ大学の職員にはResearcherとLectureがいるからだ。Researcherは研究に重点をおき、教育(授業)の負担は少ない。その代わり大学から支払われる給料は一部で、その他は自分で獲得したグラントから得る。一方、Lectureは教育に重点をおき、お給料は全額大学から支給される。
質の高い教育と研究を両立するには合理的なシステムだと思う。

ウメオ大の学生が増え続けている理由を聞くと、「教育の質が良いから」、「授業料が無料だから」、「社会人が学位を取るため大学に戻るケースが増えている」、「留学生が増えている」など様々な回答が返ってくる。