記念講演

うちにはテレビが無い。遅ればせながらノーベル賞受賞者の記念講演をノーベル財団のホームページで拝聴した。噂には聞いていたけど、益川教授が日本語で講演したことに驚いた。体裁をつくろうことせず、日本語の原稿を読む姿がとても新鮮だった。この益川教授の姿に非常にポジティブな記事もあって、なんだかほっとしてしまった。誰かが言っていた。「他の人が代われない能力を持つ人は英語ができなくてもいいのだ。代わりに英語ができる人は沢山いるのだから。」

でも、益川教授も論文を書いてきたのだから読み書きはプロなのだ。私が大学の卒業旅行にニュージーランドでトレッキングをしたときのこと。山小屋で出会った外国人は、私が英語で雑談が出来ないのに英語のガイドブックを読んでいるのをさかんに不思議がっていた。私が読み書きはできるけど、スピーキングとリスリングが出来ないんだ、というと「unbalance education !」と驚かれた。