山好きのパワー

先週末は浅間山クラブの活動に参加するために、久々に浅間山の麓に行った。2週間前には山の自然学クラブの活動に参加したが、山好きの人達はとても気持ちがいい。自然体で気さくで穏やかで、そして年を感じさせない。50−60代の人でもはつらつとしていてパワーを感じる。こうゆう人達のパワーがもっと生かせればいいのにと思う。
1992年に生物多様性国家戦略が策定され、そのなかで、日本各地に生息・生育する動植物やその生息・生育環境等を、長期的にモニタリングする重要性が述べられている。モニタリングによって、生物の減少や生態系の変化などの兆候を早期に把握することができるからだ。その取り組みとして、環境省は全国で1000箇所のモニタリングサイトを設置しようとしている。しかし、そのサイトは森林・里山・干潟・サンゴ礁などが対象で、高山帯が入っていない。
山が好きで、山の自然をずっと見てきた人達がたくさんいるのに。山の自然の変化をよく知っている人達がたくさんいるのに。そういう人達の知識と目と情熱をモニタリングに生かすことができないだろうか。