フェノロジー

Eriophyton2007-05-19

週末は浅間山へ。今年は4-5月が涼しいせいか、例年よりフェノロジーが遅い感じがする。私は学生時代から浅間山ユキワリソウの開花フェノロジーを調査してきたけど、1種だけじゃなく、もっと多くの種も調べたいなあ、と思う。でも学生ではなくなり、調査地も浅間山ではなくなった今、それは難しい。
今は山小屋の管理人の方が開花フェノロジーを記録してくれている。1年中いるから、誰よりも浅間山の季節の移り変わりを身近で見ることができる。ひたすら感謝。
そうそう、とても参考になるNPOの活動がある。大雪山の開花フェノロジーを登山者の皆さんで定量的に調べましょうという取り組みだ。定量的なデータを取るために専門家の講習会もやっている。
http://e-wind.org/index.php?page_id=1&category=tb_vola

でも、その先の開花フェノロジーが変わるとどうなのか、例えば種子生産は変わるのか、ということを明らかにしなくちゃいけないんだよね。色々な種の種子生産を調べるのは、開花フェノロジーを調べるよりはるかに難しい。いい方法はないかなあ。全種の種子生産は難しいだろうから、調べやすい、いくつかの種にしぼるのが現実的かな。