神々の山嶺

夢枕 獏

山好きの友達から是非と薦められた。ひたすら山に人生をかける男の物語だ。久々に心をゆり動かされる小説だった。この本を読むと、自分のやりたいことに理由なんていらないだなと思える。やりたくてやっているんだけど、時々なんで自分はこんなことをやっているんだろう、なんで辛い思いしてでも続けようとするんだろう、と問いたくなるときがある。でも、その答えなんてうまく言えなくていいんだと思える。