学位論文討論会

こちらでは学位論文の公開発表会はdisputationと呼ばれている。まさに討論会ということで、opponent(対抗者、敵、競争相手・・・適切な日本語訳は分かりません)と呼ばれる研究者が一人設定される。そして学生は自分の学位論文をdefendする。

  • 学生の発表(要点だけ20分くらい)
  • opponentによる学位論文のレビュー(20分くらい)
  • opponentとの討論(1時間以上)
  • 会場からの質問

opponentとなるのは指導教官ではなく、国外から招待された研究者だ。opponentに指名された人は事前に学位論文の全容を理解し、研究の位置づけや意義をレビューし、1時間以上もの間討論するネタを用意する。学生にとっても、opponentにとってもまさに戦いの場だなあ。

あと学位論文が完成すると、お茶の時間にケーキを食べる。私はてっきり周囲の人がお祝いをしてあげているのだと思っていた。ところがケーキは学位を取る本人が用意して振舞うそうだ。