根子岳

Eriophyton2007-09-12

今日は菅平の根子岳に登った。日本の山には、森林限界に至らない低い標高でも高山性の草原が成立している場所がけっこうある。根子岳も標高2207mという高さだが、一部には高山草原がある。冬の間の強風や雪の多さが森林の成立を妨げているのだろう。日本の高山草原の多くは微妙なバランスの上に成り立っていると思う。気象条件が変わったら植生はすぐ変わってしまうのではないだろうか。
自然の力によって変わっていくのなら、それも生態系の変動の1つだととらえられるが、温暖化など人間の営みによって高山植生が無くなっていくとしたら、それはとても寂しいと思う。