種生物学会

今日は種生物学会「遺伝子レベルからみた適応進化 -生態学と機能ゲノミクスの接点を探る-」を聞きにいった。前半はデータベースに指数関数的に蓄積している分子情報を使って、有用な情報を見つけ出すといった話題、後半もゲノムワイドな遺伝解析の話があって、分子の世界は大量データをうまく使えるようにならないと、太刀打ちできない世界になりつつあると感じた。

あと5-10年たてば、自分の対象生物のゲノムを全て読んでから研究をする時代になるという。そんな時代になったら、現在シロイヌナズナやヒトなどのゲノム情報をがしがし解析している人が有利なのかなと思っていたら、細さんという方のブログですごく勇気づけられた。「ゲノム情報が誰でも得られるようになったとき、進化生態学をリードできるのは、分子生物学の技術を持つ人でも,集団遺伝学の知識を持つ人でもありません。野外の材料を持つ人です。」って。