土地の隆起

私の住む町ウメオは毎年土地が隆起しているそうだ。というのも氷期時代の氷河の融解によって土地にかかる重力が減っているためだ。その現象が地球上で最も顕著に現れているスウェーデンのヘーガ・クステンとフィンランドのクヴァルケン群島世界遺産にもなっている。年間8-8.5mmの上昇で、毎年1km2ほどの土地が現れるそうだ。氷河時代の影響が今もそれほど現れているとは驚きだ。

長い地球の営みを考えると、今、見ている自然の変化をどれほど理解できるのだろうか、と途方にくれてしまう。

写真は博物館の展示を撮影したもの。クヴァルケン群島の1978-2006年の変化の様子。