D論冊子

Eriophyton2009-06-25

こちらでは完成したD論はペーパーバックの小冊子にされる。小冊子が完成すると、nailingが行われる。その名の通りボードに完成したD論を釘打ちする儀式だ。Nailingの日時は領域メーリングリストで案内がまわり、ボードのある領域のコーヒールームに皆が集まって、ケーキを食べながらお祝いする。時に家族が来ることもある。
一人100冊以上作るとか。かなり広範囲の人に配るようだ。D論討論会の聴講者ももらえる。

自分の場合、D論の製本は自腹だったので、必要最低限しか作らなかった。また国会図書館や大学に納めるものは黒のハードカバーに金文字と決められていて、この製本が高かった(体裁だけ整えて有意義とは思えないけど…)。


D論の中身を見ると、パブリッシュされた章は論文がそのまま印刷されている。パブリッシュされていない章は投稿原稿スタイルだ(つまり図表を後ろにまとめるスタイル)。これは効率的だと思う。でも一目でパブリッシュかどうか分かってしまうなあ。