節電対策

各家庭でも15%の節電を達成してもらうため、経済通産省は「家庭節電コンテスト」をインターネット上で始めるとのこと。参加希望者はインターネット上で登録し、7-9月の電力削減の目標を掲げ、エアコンの設定温度などの節電対策を選択する。見事節電目標を達成したなら「達成賞」がもらえるようだ。新聞によると「LED照明やクールビズなど節電関連商品の割引券、電力使用を抑えるため外出を促す映画館などのチケットや旅行券、東日本大震災の被災地支援につながる東北地方産品など」が予定されているとか。

うちにはエアコンも扇風機もテレビも無い。よく使う電気機器といったら照明、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、ノートパソコンだろうか。冷蔵庫は切るわけにいかないし、調べてみると1年間の消費電力は170kWh。1時間の平均はわずか19Wだ。ということは一番電力を使っているのは炊飯器だ(1350W)。うちは玄米100%なので圧力炊飯器で1時間かけて米をたく。2日に1回の頻度で炊くので、年間の消費電力は200kWhを超える。炊飯頻度を減らし冷凍しておくか・・・。でもご飯を解凍し温めるのに電子レンジを使うなあ。
しかし、ふと思う。
今までエアコン使って生活してきた人が、エアコン使用量を減らして15%削減に成功したら評価され、今までエアコンも扇風機も使わずに生活してきた人が、15%削減できなかったら評価されないのだろうか。
家庭の節電に強制力はないからあきらめもつくが、企業はどうだろうか。今まで節電に一生懸命取り組んできた企業も取り組んでこなかった企業も、一律15%削減達成に奔走しなくてはいけないのだから気の毒だ。
といっても節電するのは良いことだ。今年は東京のヒートアイランド現象が緩和すると良いけど。