神様、私をもっと生きさせて!
17歳で癌が発病し、21歳で無くなった少女の手記。その間の様々な感情が赤裸々に綴られている。やりたいことをできない無念さ、五体満足で生きていることを当たり前だと思っている人達への怒り、後に残す母親への気遣い・・。私は人より頑丈にできていて、病気をめったにしない。あたり前に生きている日々だけど、いつこの当たり前が崩れるか分からない。大切に感謝して生きないと。今は絶対に絶対に死にたくない。家族を残しては死ねないと思う。自分の大切な人を悲しませたくないと思う。
そういえば昨年の紅白歌合戦秋川雅史氏の歌った「千の風になって」が大反響をよんでいる。その歌は亡くなった人が残された愛する人にそんなに悲しまないでくださいと伝えた歌。「私のお墓の前で泣かないでください」というフレーズで始まる。多くの人には大切な人がいる。大切な人を悲しませたくないのは万人に通ずる思いなんだな。単行本「千の風になって」も読んでみよう。